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日々の考察。

究極の疲れないカラダ

なにか目立った運動をしたわけでもないのになんだかカラダが重く感じる…。

デスクワークの人であれば、肩こりや腰痛など、もはや悪友みたいなものかもしれない。

疲労は、それだけで心を暗くさせてしまう。

「こっちは疲れているのにそんな話わざわざしないでくれ…」

「悪いけど疲れているから今日はもう寝るよ」

疲労が本人に直接ダメージを与えているだけに留まらず、その人の人間関係にまで悪影響を与えることもしばしばだ。

とはいえ、この悪友と縁を切り、清々しい日常を手にすることができるかもしれないといったら、どうだろう。

今回はそんなあなたに、書籍「究極の疲れないカラダ」を紹介したい。

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ

疲労の正体

そもそも人の身体は、ちょっとした日常の動きで日々疲労し、壊れ、その度に修復を繰り返している。

その積み重ねで集中的に負荷が掛かってしまっている箇所などが「動きづらさ」や「痛み」として顕在化する、それが疲労である。

疲労や痛みを感じたときにストレッチをする人は多いが、疲れ知らずの動けるカラダを作るために、ストレッチはほとんど意味をなさない。

なぜなら、日々、歩いたり、階段を上がったり、走ったり、我々の日常動作はストレッチの動きではないからだ。

では、疲労しにくいカラダを作るためには何をすればいいのだろうか。

機能運動性を高める

そもそも機能運動性とは何か。

それは以下の3つからなる能力だ。

  1. 柔軟性(関節の可動域)
  2. 安定性(筋肉の強さ)
  3. バランス(動きの協調性)

上記の総合得点により決まる、身体を動かしたいように動かせる能力のことである。

一生動ける疲れ知らずのカラダを作る鍵は、機能運動性の向上にある、と著者は断言している。

カラダはすぐにサボるので普段使っていることにしか機能しなくなる。

例えば、猫背の人は前にばかり背中を曲げているので後ろに反りにくくなってしまう。

もしくは、毎日デスクワークをして、帰ってからはテレビを見て寝る生活など。

運動しないからではなく、同じ使い方しかしないからどんどんと機能運動性が失われてしまうのだ

体力の衰えを感じるということは、つまり、機能運動性の低下をあわらしている。

どのように改善すればいいのか

機能運動性を高める、つまり疲れないカラダを作るためには以下の3つが鍵になる。

  1. 軟部組織のリリースをする
  2. カラダの正しい使い方を知る
  3. 足腰の強さとバランス感覚をつける

1. 軟部組織のリリースをする

腰や肩、カラダのどこでも、痛みが出るというのは、筋肉や靭帯、関節といった軟部組織が負荷により疲労し、壊れて炎症を起こしている状態である。

修復がうまくいかないと脂肪組織に置き換わってしまい、しだいに癒着を起こす。

癒着した筋肉は血液循環などをすべて止めてしまい、その結果肩こりや腰痛などを引き起こしてしまうのだ。

これを解決するために必要なのが軟部組織をリリースすることである。

2. カラダの正しい使い方を知る

カラダが疲れやすかったり痛みのある人は、決まったカラダの使い方をしている傾向がある。

したがって、「正しいカラダの使い方」を知らないでしばらくすると、同じところで同じ痛みが起こる。

ちなみに、機能運動性の最たる低下は「寝たきり」の状態だ。

座っているのが辛く、普段から寝っ転がってテレビを見ているような人は、何もしない限り、次は寝たきりの方向にしか進まない。

進んで寝たきりになりたい人はいないだろう。

その将来を防ぐためにも機能運動性の向上を図り、今から行動を変えていかなければならない。

3. 足腰の強さとバランス感覚をつける

カラダが動くようになったら支える力をつけるトレーニングに移行する。

リリースによって柔軟性を出しても、安定性がないとまたすぐに壊れてしまう。

そのため、支える力をつけるトレーニングが必要になるのだ。

ここで注意が必要なのは、身体は総合的に使うものなので、弱い場所だけを鍛えても日常生活で使えるトレーニングにはならないということだ。

歩くことだけを考えれば、ジムでハードに臀筋を鍛えている人よりも、普段から家でスクワットしている人の方が歩けるようになるだろう。

なぜなら、地面に足をついて、立ちながら股関節を動かす全身運動が普段の歩く動きに近いからである。

やみくもに筋トレをしても、将来動ける体を作るためには効果的ではない、と著者は言う。

トップアスリートも同様だが、スポーツでもその動きに適した運動をしなければ、効率の良いトレーニングにはならない。

正しいカラダの使い方

以下は、日常生活で誤ったカラダの使い方をしがちな行動だ。

  • 座り方
  • 椅子からの立ち上がり方
  • 寝る姿勢
  • 重い物の運び方
  • 呼吸の仕方

こういった日常で繰り返し行う動作を、誤って覚えてしまっているがために少しずつ腰などを痛めつけてしまっている。

これらを改善するための実際の正しい動作や運動については、本書中で写真や図を用いてわかりやすく説明されているので、気になる方は是非手にとって参考にしていただきたい。

最後に

「若い頃に比べて疲れやすくなった」、というのは非常にありがちな経験だろう。

疲れやすいがために、活動時間が短くなったり、動くことが億劫になってしまうというのは、よくよく考えてみるととても勿体ないことだ。

元々インドアな人はそこまで支障はないと言うかもしれない。

しかし、最終的に寝たきりになり、ほとんどの行動を自分一人ではできなくなるかもしれないということを想像していただければ「このままではマズイかも…」という気持ちは起きるのではないか。

本書で述べられている運動は、ガッツリした筋トレではなく、あくまで「日常生活でよく行う行動に対しての負荷を軽減する」ためのものであり、少しの時間を割くだけで毎日をより良くすることができる。

是非これを機に、疲れにくいカラダづくりのための一歩を踏み出していただきたい。